チリ,  旅行・言語学習

チリに行っていい意味で自分の性格が変わった5点

みなさんこんにちは、logminamiです。
今日は私がチリで生活してみて、「これは日本で暮らしていたときには想像もしなかったな」「こんなふうに物の考え方が変わるなんて、昔の自分からするとちょっと不思議!」と思えるようになったエピソードを、性格の変化という視点でまとめてみました。タイトルにあるとおり、ぜんぶで5つご紹介しますね。日々の行動や考え方は、サステナブルな暮らしにもつながっているなと、書きながら改めて実感しているところです。

私のブログを読んでくださっている方は、サステナビリティや海外事情に関心のある方が多いのかなと思います。今回の記事ではチリでの体験を通じて感じたことを、日本との比較やグローバルな視点も交えながら書いていきます。読んでくださる方が、「ああ、そういう考え方もありだな」「自分も今日からできる小さなことをやってみようかな」という気持ちになっていただけたらとっても嬉しいです。

なお、本記事はGoogle AdSenseポリシーに配慮し、不適切な表現や公序良俗に反する内容は避けています。そもそもチリの生活話なので、アダルトな要素や違法行為の話は無縁ですが、どうぞ安心して読み進めてください。それではさっそく始めましょう。


1.より「必要なもの」と「不必要なもの」を考えるようになった

チリに滞在してまず驚いたのは、「意外と物が少ない生活でも平気じゃん!」という発見でした。日本で暮らしていた頃は、正直あまり深く考えずに「なんとなく必要そうだから買っちゃう」「割引になってるからストックしておく」といった感覚が当たり前でした。だけどチリでは、そうした安易な買い物がしづらい環境や、そもそも店が少なかったり、輸入品が高かったりする背景もあって、自分が何をどれだけ持つのかをじっくり考えるようになったんです。

「必要なもの」「そうでないもの」の線引きって、いざ考え始めると結構難しいんですよね。たとえば私の場合、日本にいたころはシャンプーやトリートメントだけでも香りや髪質別、気分によって複数のブランドを買い揃えていました。でもチリに来てからは「一つのお気に入りがあれば十分じゃない?」と思えるようになったんです。物が少ないと管理もしやすいし、結果的に無駄な出費も減ったし、ストレスフリーな暮らしに近づいた気がしています。

さらに、物を減らすことで得られるメリットとして、環境への配慮も挙げられます。日本では生活ゴミの収集システムが整っていて、あまり意識せずとも毎週決まった日にゴミを出せば処理してもらえますよね。しかし、チリのある地域ではゴミ収集があまり頻繁ではなかったり、リサイクル施設が遠くにあったり、自治体によっては回収システムが十分でなかったりすることもあります。そうした現実に直面すると、「そもそもゴミを出さない暮らしを目指そう」という思考になりやすいんです。

私自身、ゼロウェイスト(ゴミを極力出さない生活)に興味を持ち始めたのも、チリでの体験がきっかけでした。詳しくはこちらの記事にまとめていますが、買い物をするときはマイバッグやマイボトルを持参したり、できる限りリユース・リサイクルできる商品を選んだり、一見小さなアクションの積み重ねをコツコツ続けています。こういう一つひとつの選択が、未来の地球環境への投資につながっているんだなと思うと、なんだか自分の行動にやりがいを感じるんですよね。

もし興味があれば、みなさんも「本当に必要なものって何だろう?」と、自分の持ち物を見直してみてください。断捨離とかミニマリズムとまではいかなくても、どこかに使わずに放置しているものがあれば、それはもう今の自分には必要ないかもしれません。必要ならきちんと使い倒す、そうでないならリサイクルショップに売る、友人に譲るなど、できるだけ循環させていく意識を持つと、意外とサステナブルな暮らしって難しくないと気づけるはずです。


2.相手に期待しなくなった

これを聞くと、「相手に期待しないだなんて、なんだか冷たいな」「人間関係がドライになりそう…」と思うかもしれません。でも私が言いたいのは、相手を信じないとか、信頼関係を築かないとか、そういう意味ではありません。むしろ逆で、過剰な期待や当たり前を前提とする習慣が減ったことで、他人や状況に対して寛容になった、心に余裕ができたと感じているんです。

日本にいると、電車が1分刻みで来るのが当然で、コンビニは24時間営業、宅配便は時間通りに配達される。そうした高品質なサービスに慣れていると、ちょっとした遅延や不具合にもイライラしてしまいがちです。私自身も、電車が遅延したり、約束の時間に人が来なかったりすると、すごくストレスを感じるタイプでした。

しかしチリでは、公共交通機関が必ずしも時間通りに来るとは限りません。そもそも発車時刻が決まっていないバスだってあるし、道路事情や天候の関係で大幅に遅れることも日常茶飯事です。また、人との約束も「まあ大体このくらいに会えればいいよね」という緩さがあり、日本のようにピッタリを求めることは少ないと感じました。

はじめは「どうしてこんなに適当なんだろう…」とストレスを抱えていたんですが、あるとき気づいたんです。私が勝手に「時間通りにくるのが普通でしょ」と思い込んでいただけで、チリの日常ではそれが普通じゃないってこと。ならば、その環境に合わせて私のほうの認識をアップデートすればいいんじゃないか、って開き直ったんです。

そうしたら不思議とイライラしなくなりました。むしろ、予定が狂ったら狂ったで「じゃあその間に別のことしちゃおう」とか、「思わぬ寄り道をしてみるか」など柔軟に行動できるようになった。結果的にストレスを溜めにくくなり、「まあいっか」「そういうこともあるよね」という余裕が生まれてきたんです。これは私にとって大きな変化でしたし、日本の生活に戻っても、この感覚は大切にしたいと思っています。

この「相手に期待しすぎない」という心構えは、環境問題に対しても何か通じるものがある気がします。たとえば「政府がやってくれるはず」「企業がなんとかしてくれるに違いない」と過剰に期待しすぎると、もしそうならなかったときに一気に失望したり、腹を立てたりしてしまいますよね。でも「自分にできることを一つずつやってみよう」というスタンスでいれば、仮に大きな変化がすぐ起きなくても、気持ちの落差は少ないし、行動を継続しやすいんです。私がチリから学んだのはまさにこのマインドでした。


3.とりあえずやってみる(aprovechar)精神がついた

チリの人々は、総じて「aprovechar(アプロベチャール)」という言葉をよく使います。スペイン語圏の言葉で、直訳すると「利用する」「生かす」「活用する」くらいのニュアンスでしょうか。これが日常会話で本当によく登場します。「今をチャンスだと思って活かしちゃおう」というポジティブなメッセージにとらえることが多いです。

たとえばバーゲンセールがあるときや、時間や場所にゆとりがあるときに「Aprovechemos!(活用しようよ、やってみようよ)」みたいな感じで使われたりします。日本語の「やらないより、やってみたほうが得かもよ?」という軽い後押しのイメージに近いかもしれません。

もちろん、これが悪いほうに転じると「うまく立ち回って得をしよう」といったズル賢さにつながる場合もあるので、一概に素晴らしい言葉だとは言い切れない面もあります。でも私はポジティブな部分に注目したい。やらずにうじうじ悩んでいるくらいなら、一度試してみればいいじゃないか、と気軽に行動できるようになるんです。

実を言うと私自身、「とりあえずやってみる」タイプだと思っていました。でもいざチリに来てみると、現地の人たちのほうがはるかに行動が早いと感じる場面が多かったんです。「ダメだったらやめればいいんだし、もしかしたらめちゃくちゃ面白いことになるかもしれないじゃん?」という感じで、すぐチャレンジするんですよね。

その姿勢を見ているうちに、「確かにそうだよなあ」と気づかされることが増えました。失敗を恐れすぎて行動が遅くなるよりも、とりあえず相談してみる、声をかけてみる、自分から話してみる。そうすると意外なところで協力者が現れたり、思わぬチャンスが転がってきたりする。人とのコミュニケーションも広がるし、結果として自分の視野がグッと広がるんですよね。

これは環境アクションにもつながると思いませんか?「ゴミの分別ってめんどくさそう」「マイボトルを持ち歩くのって大変じゃない?」と考えるよりも、「とりあえずやってみよう」「持っていけそうな日から試してみよう」くらいのノリで始めちゃうと、案外ハードルは低いんです。完璧じゃなくていいから、一歩踏み出す大切さをチリの人たちから学んだ気がします。


4.毎朝毎晩同じメニューでも耐えられるようになった

日本では、朝ご飯・昼ご飯・晩ご飯といえば「栄養バランスがどうの」「和食、洋食、中華とバリエーション豊富」「コンビニに行けばお惣菜もいろいろ選べる」など、とにかく食の選択肢が豊富ですよね。私も日本にいたころは、朝ご飯だけでもご飯派かパン派かで迷ったり、ちょっと凝ったおかずを作ってみたり、外食でいろいろ食べ歩いたりしていました。

でもチリでしばらく暮らしてみると、「あれ、毎日同じ感じでも、意外と飽きずにやっていけるな」と思うようになったんです。チリの家庭料理では、パンや豆類、ジャガイモ、玉ねぎなどが本当によく登場します。地域や家庭によって異なるとはいえ、全体的にはそこまでバリエーションが豊かって感じでもないんですよね(もちろんレストランでは多国籍料理もありますが)。

たとえば私が滞在したことのある地域では、朝はパンとチーズ、昼や夜は豆やレンズ豆を煮込んだもの、たまに肉がちょこっと付いてくる…といったシンプルな食事が多めでした。最初は「毎日これで大丈夫かな?」と思っていたのに、慣れてしまうと案外平気。むしろ「料理を考える手間が減った」「食費も抑えられてありがたい」とすら思うようになりました。

この経験を通じて気づいたのは、「食」というのは生活の大きな一部だけど、別に毎日豪華じゃなくたっていいんだな、ということ。そして、多くの人が当たり前のように享受している食の多様性は、実はとても贅沢な環境に支えられているんだ、という認識も持つようになりました。地球規模で見れば、食材の輸送に膨大なエネルギーが使われているし、食品ロスも先進国では深刻な問題です。

私たちが普段何気なく口にしている食べ物は、膨大な水や農地、労力によって生産され、遠くの国から運ばれてきていることも少なくありません。日本に戻ってからも、この「毎日同じメニューでもそこまで困らない」という体験を思い出すと、「もうちょっとローカルな食材や旬のものを使おう」「在庫管理をきちんとして、余らせないように料理しよう」と意識が向くようになりました。


5.視野が広がり、他国の文化を取り入れる柔軟性が身についた

ここまで4つのポイントについて書いてきましたが、最後にもう一つ大きな変化を挙げるならば、「視野が広がった」ということかなと思います。チリに滞在している間、日本の常識とまったく違う価値観やライフスタイルに触れることがありました。お昼に2時間休憩をとって家族で過ごす人もいれば、仕事の優先順位よりも家族行事や友人との時間を第一にする人もいる。日本の「仕事が最優先」という感覚からすると、ちょっとびっくりするくらいゆったりしていて、「それで経済回るの?」と当初は不安になるほどでした。

でも、そうやって彼らなりに人生を楽しんでいる姿を見ると、「ああ、働き方や生き方ってこれだけバラエティがあるんだな」と思ったんです。同じことは世界の他の国でも言えるはずですよね。たとえばヨーロッパの国々では、バカンスをしっかり取ってリフレッシュする文化が根付いているし、北欧などではアウトドアや自然との調和を重視するライフスタイルが受け継がれているところもあります。

日本にももちろん素晴らしい文化がありますが、自分の国だけを見ていると、どうしても価値観が固まりがちです。実際に海外に行くと、「あの国はこういうところがいいらしい」「この国の人はこんなふうに暮らしてるみたい」と、体験を通じて肌で感じる機会が増えます。それが本当に自分に合うかどうかは試してみないと分からないんですが、少なくとも「違うやり方もあるんだ」という選択肢が目の前に増えるんです。

それにより、私自身も日本へ帰国した後、日常生活で「これはわりとチリっぽいかも」と思う行動を自然と取り入れたりするようになりました。たとえば、休日はスマホから離れてリラックスする時間をつくるとか、職場の同僚ともフランクにコミュニケーションをとって息抜きをしたり、時間があるときは必ず自然の中に行って気分転換したり。日本にいるからといって、日本式に100%染まる必要はないんだなと感じたんです。

この柔軟性が育ったおかげで、他国のサステナブルな取り組みにも興味が向くようになりました。「チリではこうだったし、じゃあほかの国ではどうなんだろう?」とアンテナを張って情報を集めるんです。すると、例えばドイツで進んでいるリユースシステムの話や、アメリカのコミュニティが主体となったプラスチック削減活動など、いろいろな事例を知る機会が増えて、「じゃあ自分の暮らしにも取り入れられそうな部分はちょっと試してみよう」と思えるんですよね。


まとめ:チリが教えてくれた「ゆるやかに、でも地球や自分に優しい生き方」

以上が、私がチリに行っていい意味で自分の性格が変わったと実感する5つのポイントでした。改めて並べてみると、「意外に日本で当たり前だと思っていたことって、世界ではそうでもないんだな」という発見がたくさんあったと思います。そして、その経験を通じて少しずつ身についた考え方や行動パターンは、サステナブルなライフスタイルにも自然に結びついている気がします。

  • より必要・不必要を意識すること
  • 相手(社会)に期待しすぎず自分から動くこと
  • とりあえずやってみる精神
  • 毎日同じでも大丈夫という柔軟な適応力
  • 多様な文化を取り入れて視野を広げること

どれも環境負荷を減らしたり、無理なくストレスの少ない生活を続けるうえで役立つエッセンスだと思いませんか? 私にとっては、これらの変化が「生き方をもうちょっとシンプルにしてもいいんだ」とか、「小さな行動でもちゃんと意味があるんだよね」といった気づきのきっかけになりました。そういう意識が根付くと、気づいたときにはコンビニでペットボトル飲料を買わなくなっていたり、紙の無駄遣いを避けるためにネット上で資料をやり取りしたり、小さなアクションが少しずつ重なっていくんです。

これからの時代、私たち一人ひとりが「地球環境や社会をどうしていきたいか」を考えながら行動する必要がますます高まっていくと思います。もちろん、社会を根本から変えるような大きなアクションはすぐには難しいですが、まずは身近なところから始めてみませんか? チリの「とりあえずやってみる(aprovechar)」精神を真似してみたり、「まあいっか」と肩の力を抜く文化に倣ってちょっと楽観的に構えてみたり。そんなふうにゆるく続けていくうちに、気づけばあなたの周りや暮らし方が少しずつ変わっていくかもしれません。

私自身もまだまだ模索中で、「もっと工夫できるところがあるかもしれない!」と日々試行錯誤しています。皆さんと一緒に、ゆるやかに、でも着実にサステナブルなライフスタイルを広げていけたら嬉しいです。

そのほかのチリなどに関する情報については、こちらよりご覧ください。

それでは!

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