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意外と名作ぞろい!?日本でも見れる南米チリ映画紹介

みなさんこんにちは、みなみです。

皆さん、チリ映画って見たことありますか。

意外と、チリ映画で日本語字幕が作られた映画は多いです。

そして、意外と日本語字幕がついてるチリの代表映画は、いいものぞろいです。

また、スペイン語学習者にとってよく言われることは「チリのスペイン語は難しい」・・・。

チリのスペイン語ってどんな感じだろう?と思ってもなかなかすぐ聴ける環境を作るのは難しいですよね。そこで映画です。

ついでなら、チリのスペイン語を聞くついでにチリについても知りたい。

チリの歴史といえば、しっている人はもちろんピノチェト独裁政権ですが、それだけではありません。有名なものからディープなものまで、いろいろなジャンルのものをご紹介いたします!

今回はチリの歴史から社会まで知れる映画をご紹介したいと思います。

チリのスペイン語を聞いてみたいかた、いかがでしょうか。

アマプラをはじめオンデマンドで見れるものがたくさんあるので、ここでぜひ知っていってください。

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(監督:Pablo Larraín 2012年)

あらすじ

1988年、南米チリ。長きにわたるアウグスト・ピノチェト将軍の軍事独裁政権に対する国際批判の高まりから、信任延長の是非を問う国民投票の実施が決定。ピノチェト支持派「YES」と反対派「NO」両陣営による1日15分のTVコマーシャルを展開する一大キャンペーン合戦が行われる。「NO」陣営に雇われた若き広告マン、レネ(ガエル・ガルシア・ベルナル)は、斬新かつユーモア溢れる大胆なアイデアで支持派の強大な権力と対峙、熾烈なメディア争いを繰り広げていく……。

おすすめポイント

 やはりチリ映画といえば最初に上がるであろう作品です。主人公のガエル・ガルシア・ベルナル氏がメキシコ人なのにすごくチリ人っぽく喋るように気をつけていて、興味深いです。

この話はチリの歴史の中でもとりわけ大事な出来事、独裁政権の時のお話なのでチリについての理解も深まり、映画の作品としても完成度が高くいろんな方にお勧めしたい一作。チリ映画としては知名度抜群です。

マチュカ~僕らと革命~ (Machuka)

(監督:アンドレス・ウッド 2004年)

あらすじ

激動の70年代チリ社会を背景に、富裕層と貧困層に生まれたふたりの少年の友情を瑞々しく描いた青春映画。73年のチリ・サンチアゴ。富裕層地区に住むゴンサロと貧民街に住むペドロは、理想主義の校長・マッケンロー神父の下で友情を育んでいくのだが…。

おすすめポイント

数ある中であまり暴力に訴えすぎないピノチェト独裁政権の作品。独裁政権下の一般市民の暮らしはどんなだったのか?について興味が湧く一作です。

子供たちが主人公なので、第三者的な視点で見ることができます。

真珠のボタン(El botón de nácar)

(製作国 フランス チリ スペイン)

あらすじ

チリ南部に位置する西パタゴニアは無数の島や岩礁、フィヨルドが存在する世界最大の群島と海洋線が広がり、かつて水と星を生命の象徴として崇めた先住民が住んでいた。その海底で発見されたボタンが、植民者による先住民大量虐殺、ピノチェト独裁政権下で海に投げられた犠牲者たちの歴史を繋ぐ。火山や山脈、氷河などチリの超自然的ともいえる絶景の中で流されてきた多くの血、その歴史を海の底のボタンが紐解いていく……。

おすすめポイント

チリ、西パタゴニアの海底で発見されたボタンから、先住民大量虐殺やピノチェト独裁政権下で殺された犠牲者たちの歴史を紐解くドキュメンタリーです。

チリに先住民がいるなんてご存じでしたか?チリに行ったことがない方はなかなか知る機会がないと思います。

代表的なチリの先住民族といえばマプーチェ族ですが、この映画では別のセルクマンなど、チリ南部の少数派民族がテーマになっています。先住民族の歴史はチリ人の現在の生活にも大きく影響しており、それについて日本語で知れる映画というものはなかなか少ないです。

光のノスタルジア (Nostalgia de la luz)

(製作国 フランス チリ スペイン)

あらすじ

チリ・アタカマ砂漠。標高3,000メートルの高地、空気も乾燥しているため天文観測拠点として世界中から天文学者たちが集まってくる。だが一方でここは、政治犯として捕らわれた人々の遺体が埋まるピノチェト軍事政権下の弾圧の地でもあった。生命の起源を求め天文学者たちが遠い銀河を探索するかたわらで、行方不明になった肉親の遺骨を捜し、砂漠を掘り返す女性たち。永遠とも思われるような天文学上の時間と、独裁政権下で愛する者を失った遺族たちの止まってしまった時間が交差する……。

おすすめポイント

上で紹介した「真珠のボタン」のついとなる作品。真珠のボタンはチリ南部の話がメインでしたが、これについてはチリ北部の砂漠が話の中心となっています。収容所の生活などについて語っており、大変興味深い作品です。こちらは、独裁政権の時について被害を受けた人たちの声が生で聞ける作品となっています。

ダニエラ 17歳の本能(Joven y alocada)

(監督:マリアリー・リバス 製作年 2012)

あらすじ

少女の抑圧された性の目覚めを描いた官能ドラマ。17歳のダニエラはSEXに興味津々だが、彼女の家は厳格なキリスト教徒一家。ある日、ダニエラが学内で同級生とSEXしたことがバレ、彼女の行動に目を光らせていた母親の干渉はエスカレートするが…。

おすすめポイント

タイトルは「ダニエラ 17歳の本能」と官能映画っぽいが、実際のタイトルは「joven y alocada」、英語タイトルだと割とそのままyoung and wildでこちらのほうが映画の実態をついている。官能映画ってあらすじに書かれているが、社会派じゃないかなと思います。

日本語タイトルは釣りだが、これでチリ映画に触れる人が増えるならいいのかな・・・。

紹介分もよく官能映画のように書かれているが、実際は宗教と性のはざまで悩む一人の女の子の話。思ったより社会背景を基に描かれた一人のストーリー。

なんと実話らしいですが、チリの女子高生が性についての体験をブログに書き綴ったことによっておこる友人や生活の変動についてを描いている。

ここでみそなのは彼女がエヴァンヘリカ、つまりキリスト教福音派で性行為については大変厳しいルールがある。

学校ではそれがばれ退学、親からは福音派の勉強をよりするよう迫られます。

でも若者の時だからこそ抑えられない性への関心、そこと家族の信仰とのはざまで苦しむ様子がとっても現代と宗教とのギャップをみせつけていて、おもしろいです。

リアリティのダンス (R15)

(監督:ブロンティス・ホドロフスキー 製作年 2013)

あらすじ

「エル・トポ」「ホーリー・マウンテン」「サンタ・サングレ/聖なる血」でカルト的な人気を誇るアレハンドロ・ホドロフスキー監督が、「The Rainbow Thief」(未)以来23年ぶりにメガホンを取った人間讃歌。ウクライナからチリの田舎町トコピージャに移住してきたある一家。威圧的な雰囲気の父、歌うように話す母と子を中心に、彼らが織りなす暮らしを描きだす。

おすすめポイント

シュールレアリスティックな演出や残酷さも交えた本作には、詩人やパフォーマー、舞台演出家、コミック作家、タロットカード研究者といった多彩な顔を持ち、禅や瞑想、心理療法にも造詣が深い監督の美学が詰まっている。

 この作品、通常の映画作品になれていたら癖が強くて難航します。笑

私は本作品の理解に苦しんで2回見ましたが、2回見てよかったかも、といった感じ。ただの喜劇ではなくて、チリの社会風刺にもなっています。

このときは舞台としてはカルロス・イバニェス・デル・カンポが軍事政権を握っていたころ、1800年後半から1900年前半についての貴重なチリ映画です。

この時のチリも、1900年代後半みたいな共産党と現行政治の戦いみたいなものがあります。

実は、こちらの作品、続編もあります。

続編は最初の作品より癖は強くないかとおもいました。

気になる方は、まずこちらをみて、後編が気になったら『エンドレス・ポエトリー』を見てみてください。ホドロフスキーワールドをご堪能ください!「これが、シュールかぁ」と思わず言いたくなるかも!?

ネルーダ 大いなる愛の逃亡者(Neruda)

(監督:パブロ・ラライン )

あらすじ

第2次世界大戦の終結から3年、ビデラ大統領は共産党員のネルーダを弾劾した。逮捕されるか逃亡するか?大統領は直接警察官ペルショノーに、ネルーダの逮捕を命じる。ネルーダは追われる身としての新たな生活にインスピレーションを受けながら、代表作となる詩集「大いなる歌」を書く。ペルショノーが追いつくと姿をくらます、追いかけっこの連続だ。ネルーダはわざと手がかりを残すことでペルショノーと戯れ、追跡ゲームはより危険なものに、2人の関係はより密接なものになっていくのだった…。

おすすめポイント

世界的に有名な詩人、パブロ・ネルーダ。この方はチリ人で、ネルーダの政治危機について描いています。

1900年後半の独裁政権下ではネルーダも圧力をかなりかけられてて、国外逃亡をしたんですよね。あとで紹介する「イル・ポスティーノ」の映画では国外逃亡後の生活についての映画ですが、この映画ではチリから国外アルゼンチンに出るまでの前後の話です。チリ国内でパブロがどんな人として見られていたのか、知れる映画だと思います。

ただちょっと静かめな映画なので、退屈に思う方もいるかもしれません。(私はスペイン語で見たとき1回寝てしまった・・・・・・)

無言の争いみたいなものがメインになるかなと思います。喧嘩が勃発する前って、こんな感じだよね。リアルで緊張感があります。

おまけ

下記は、チリ人の監督が作ったわけではないけども、チリについて知れる映画たちです。

コロニア(COLONIA)

(監督:フロリアン・ガレンベルガー)

あらすじ

1973年9月11日。ドイツのキャビンアテンダント・レナ(エマ・ワトソン)は、フライトでチリを訪れ、ジャーナリストの恋人ダニエル(ダニエル・ブリュール)と束の間の逢瀬を楽しんでいた。だが突如チリ軍部によるクーデターが発生。ダニエルは反体制勢力として連行されてしまう。レナは、彼が慈善団体施設“コロニア・ディグニダ”に送られたことをつきとめるが、そこは“教皇”と呼ばれる元ナチス党員パウル・シェーファー(ミカエル・ニクビスト)が独裁政権と結びつき、神の名の下に暴力で住人を支配する脱出不可能な場所だった。異国の地で誰の助けも得ることができないレナはダニエルを助け出すため、ひとりコロニアに潜入することを決意するが……。

おすすめポイント

あのハリーポッターでヒットしたエマ・ワトソンが主演。恋人を救出するため、ナチス残党と結びつき拷問施設となった“コロニア・ディグニダ”に潜入していきます。外国制作の映画なのにもかかわらず、ものすごくチリの軍事政権に巻き込まれてしまうちょっと気の毒にすら感じる映画。

あのエマ・ワトソンが主演で、とても緊迫感ある演技に息をのみます。

暴力系が苦手な人はちょっと注意ですが、修道院の生活とか、軍事政権時の一般?生活についても少し描写があって、なかなか面白いです。

イル・ポスティーノ(Il Postino / THE POSTMAN)

(監督:マイケル・ラドフォード)

あらすじ

ナポリの沖合いに浮かぶ小さな島。そこへチリからイタリアに亡命してきた詩人パブロ・ネルーダが滞在する事になった。漁師になるのを望んでいない青年マリオは、世界中から送られてくるパブロへの郵便を届けるためだけの配達人の職につく。配達を続ける内に、年の差も越えて次第に友情を育んでいく二人。詩の素晴らしさを知ったマリオは、詩の隠喩についても教わる。やがてマリオは食堂で働くベアトリーチェという娘に一目惚れし、彼女に詩を送ろうとするのだが……。

おすすめポイント

いい映画だった。イタリアの島にあふれる穏やかな、それでいて田舎によくあるような問題もある雰囲気。

パブロ・ネルーダがイタリアに亡命していたとは知らなかった。これをみて知りました。文字もかけなかったポストマンが憧れの人に刺激され、どんどん成長していく。本人が去った後も、素質はもともとあったのだろうが尊敬をし続けてまっすぐ頑張っていく姿には元気づけられます。

チリの首都サンティアゴ・第二のにはパブロネルーダの別荘がいくつかあり、実際に行くと意外と日本のものとかコレクションしてたり・・・あ、脱線しました。

機会があれば、見に行ってみてください。

アマゾンプライムなら無料で視聴可能、GYAO!とかでもたまに無料で公開してますので、見かけたらぜひ一度見てください!

いかがでしたでしょうか。

上記は全部チリに関連する映画ですが、チリが舞台・チリ関連の映画作品はまだまだあります。上記はあくまでも個人的におすすめとしてピックアップしたものです。

私も、チリ映画から留学前にたくさん情報を得られて、現地でも歴史を知れるツアーがあるか探してみたり、現地の人の意見を聞くことができたりと、映画で助けられた部分がたくさんあります!

是非お気に入りの一作を見つけていってください。

※あらすじについてはkinenoteから抜粋させていただきました。

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