田舎暮らし・農村関連の映画おすすめ紹介【農業】
みなさんこんにちは、みなみです。
今回は、農業や田舎暮らしに興味がある方におすすめの映画をいくつかご紹介したいと思います。本記事でご紹介する映画は、追体験できるようなものからのほほんとしたいときや農業の勉強をしたいときにぴったりです。
邦画・洋画混ぜてご紹介したつもりですが、なかなか洋画の農村映画がうまく見つけられず。他にもいいものを知っている方がいればシェアしていただけると幸いです。
ほかのテーマの映画を探している方はこちらでほかのものをご紹介しているので見てみてください。気候変動特化や、スペイン語特化の映画などを紹介しています。
それでは、どうぞ!
目次
西の魔女が死んだ
制作国: 日本
監督: 長崎俊一
制作年: 2008年
あらすじ:
主人公のまいは、学校に馴染めず、不登校になってしまう。そんなまいを心配した母親は、田舎で一人暮らしをしている祖母の家へと送り出す。祖母の家で過ごす中で、まいは少しずつ心を開き、自然と触れ合いながら自分を見つめ直していく。祖母の優しさと、豊かな自然の中での生活が描かれた心温まる物語。
おすすめポイント:
これは、、私が子供の時本で読んでドはまりした小説の映画化です!!
タイトルは西洋っぽいですが、こちらの作品は日本が元です。
この映画は、自然の中で過ごす時間がどれだけ心を癒すかを教えてくれます。祖母と過ごすゆったりとした時間の流れは、現代の忙しい生活から少し離れて心を落ち着けるのに最適です。農業そのものがテーマではありませんが、自然と共に暮らすことの大切さを感じることができます。
ちなみにその元となっている小説はこちら。
遠雷(1981)
制作国: 日本
監督: 根岸吉太郎
制作年: 1981年
あらすじ:
農村で暮らす若い男性、健は、祖父母の農地を継ぐために地元で農業に従事しているが、都会の生活に憧れを抱いている。都会に出ていった友人たちとの対比や、農村での労働の厳しさに葛藤する健。そんな彼が農業に対する考え方を少しずつ変えていく過程が描かれている。
おすすめポイント:
この映画は、農業の厳しさと、それに伴う葛藤をリアルに描いています。1980年代の農村の姿を通して、農業の持つ重みや喜び、そして苦労を知ることができます。農業を始めようと考えている人には、ぜひ見てほしい作品です。
ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方 (THE BIGGEST LITTLE FARM)
制作国: アメリカ
監督: ジョン・チェスター
制作年: 2018年
あらすじ:
ジョンとモリーの夫妻は、殺処分寸前で保護した愛犬トッドの鳴き声が原因で、大都会ロサンゼルスのアパートを追い出される。料理家の妻は、本当に体にいい食べ物を育てるため、夫婦で郊外へと移り住むことを決心。200エーカーもの荒れ果てた農地に移り住んだ夫妻は、時に大自然の厳しさに翻弄されながらも、そのメッセージに耳を傾け、命のサイクルを学び、動物や植物たちと未来への希望に満ちたオーガニック農場を作りあげようとする。
おすすめポイント:
この映画が本当に好きです!!
生物多様性を最大化することの大切さを感じることができました。自然の中で、すべての生き物が役割を持ち、生態系が成り立っていることを学べる作品です。農業や環境保護に興味がある方には、ぜひ見てほしい一作です。この農園は実在するので、いつか現地にも行ってみたいと思っています。
ジヌよさらば かむろば村へ
制作国: 日本
監督: 松尾スズキ
制作年: 2015年
ジャンル: コメディ
あらすじ:
銀行に勤めていながら現金に触るだけで失神してしまう金アレルギーになってしまったタケ(松田龍平)は、仕事を辞め、一銭も使わずに生活しようと東北地方のとある寒村に逃げるようにやってくる。田舎暮らしを甘く見るタケに、過疎の地だからこそ現金や携帯電話が必要なのにと村人たちはあきれ顔だった。面倒見のいい村長・与三郎(阿部サダヲ)は自分が経営するスーパーでタケを雇い、食料の現物支給という形で給料を払うことにする。村人たちから田畑の仕事を教わり、自作でまかなったり物々交換をしたりしながらなんとか暮らすタケ。ある日、村に怪しい男(松尾スズキ)が現れる……。
おすすめポイント:
シンプルにおもしろい!笑
日本映画ならではのじわじわくる静かなユーモアが好きです。金銭を使わずに生活するというアイディアもユニークで、田舎での生活の厳しさと楽しさを同時に感じることができました。ちょっとしたコメディが好きな方におすすめです。
他にも、「種まく旅人 みのりの茶」「奇跡のリンゴ」「銀の匙 Silver Spoon」「リトル・フォレスト 冬・春」「リトル・フォレスト 夏・秋」など、農業や田舎暮らしをテーマにした映画がたくさんあります。それぞれの作品についても、簡単にご紹介します。
種まく旅人 みのりの茶
制作国: 日本
監督: 塚原あゆ子
制作年: 2012年
あらすじ:
祖父の死後、茶農家を継ぐことを決意したヒロイン・みのり(桐谷美玲)は、家族と共に美しい自然の中で農業に奮闘する。現代の日本の農業の現状や、自然と向き合う人々の姿が描かれており、田舎の暮らしの中での家族の絆が深まる様子が感動的に描かれている。
おすすめポイント:
日本の農業の現場を丁寧に描いた作品で、茶栽培の難しさや農家の苦労がリアルに伝わってきます。また、田舎ならではの人間関係や自然との共生を描いており、見ているとほっとする作品です。
奇跡のリンゴ
制作国: 日本
監督: 中村義洋
制作年: 2013年
あらすじ:
農薬を一切使わずにリンゴを栽培するという夢に取り憑かれた木村秋則(阿部サダヲ)は、試行錯誤を繰り返しながらも決して諦めず、周囲の反対や苦労を乗り越えていく。やがて、彼の努力は奇跡を呼び起こし、無農薬リンゴの栽培に成功するまでの感動の物語が描かれている。
おすすめポイント:
農業における挑戦と信念の重要性を強く感じさせる作品です。どんなに困難な状況でも諦めずに続けることの大切さを教えてくれます。農業の世界で成功するには、情熱と忍耐が必要だということを実感できる作品です。
ちなみに、元となっている実話については、別途文庫本になっていたりします。
この記事を読んでくださっている人は、映画などの映像に興味があるのかな‥とは思いますが、一応文庫本もご紹介しておきます。
銀の匙 Silver Spoon
制作国: 日本
監督: 吉田恵輔
制作年: 2014年
あらすじ:
北海道の農業高校に通うことになった都会育ちの少年・八軒勇吾(中島健人)は、農業の厳しさや喜びに直面しながらも、クラスメイトや先生たちと共に成長していく。農業高校でのリアルな日常や、命の尊さを学ぶ物語が描かれている。
おすすめポイント:
これは、「鋼の錬金術師」で有名な荒川弘先生が書いている農業漫画が映画化されたものです!
若い世代が農業に触れ、成長していく姿が描かれており、農業に興味がある人にとって非常に感銘を受ける作品です。農業高校のリアルな日常を知りたい人や、若者がどのように農業に向き合っているのかに興味がある方におすすめです。
こちらも、もし漫画のほうが見たいかも‥という方は下記からチェックできます。
リトル・フォレスト 冬・春
制作国: 日本
監督: 森淳一
制作年: 2015年
あらすじ:
都会での生活に疲れた主人公・いち子(橋本愛)は、故郷の小さな村に帰り、自給自足の生活を始める。四季折々の自然の恵みを活かしながら、農業や料理を通じて自分を見つめ直していく彼女の姿が描かれている。
おすすめポイント:
四季の美しさと、それに合わせた農作業や料理が丁寧に描かれており、見ているだけで心が温かくなります。特に、静かで穏やかな時間を過ごしたいときにぴったりの作品です。
あと主役の橋本愛さんがシンプルに素敵です!
リトル・フォレスト 夏・秋
制作国: 日本
監督: 森淳一
制作年: 2014年
あらすじ:
『リトル・フォレスト 冬・春』の続編で、いち子の夏と秋の自給自足生活が描かれます。豊かな自然に囲まれた田舎で、彼女がどのように農作物を育て、収穫し、それを料理して生活していくのかが描かれており、前作同様、四季の移ろいと共に進む物語です。
おすすめポイント:
日本の美しい田舎の風景と、手間ひまをかけた料理や農作業の様子が魅力的に描かれています。シンプルでありながら深いメッセージが込められており、自然の中で過ごす喜びを再確認させてくれる作品です。
あと主役の橋本愛さんがシンプルに素敵です!
おわりに
最近は、田舎暮らしや農業のリアルな一面を見たいなら、YouTubeで古民家再生や田舎暮らしをしている方の動画を見るのもおすすめです。そこには、映画とはまた違った現実感があり、より深い学びや感動があるかもしれません。
それでも、映画でのぞき見る農村生活や農業の世界には、独特の魅力があります。気軽に楽しみつつ、ぜひ皆さんも農業体験や田舎暮らしを実際にしてみることを考えてみてはいかがでしょうか?
これで挙げてみて思ったのですが、海を渡って公開されている農業系の映画って意外と少ないんですね。
もしどなたかお勧めがあればぜひ教えてください!
農業やってみたいな~、と思った方、日本にいらっしゃる場合は農業体験が短期からでもできる「ボラバイト」がおすすめです!個人的にやってよかった体験上位に行くものなので、興味のある方はぜひこちらの記事なども見てみてください。
それでは、また次回お会いしましょう!