サステナビリティ,  自然資源

気候変動・環境問題に関心を持つ・知識を得る映画【サステナビリティ】

皆さんこんにちは、みなみです。

最近よく言われる環境問題や気候変動。

もっとニュースや世界の潮流がわかるように知りたいと思いつつ、でもどこから始めていけばいいのか迷っている方。映画から入ってみるのはとてもおススメです!

娯楽として楽しめる一方、映像とともに学べるのですっと情報が入っていきます。

本記事ではそんな環境・食料・気候変動・資源について考えさせられる映画についてご紹介します!

気候変動系

気候戦士 クライメート・ウォリアーズ (Climate Warriors)


制作国:ドイツ
監督:カール=アー・フェヒナー (Carl-A. Fechner)
制作年:2018年
あらすじ
本作は、気候変動に対抗するために戦っている人々に焦点を当てたドキュメンタリー映画です。世界中の気候活動家や専門家たちが登場し、彼らの活動や意見を通じて、地球の未来を守るためにどのような取り組みが必要かを探ります。ドイツのエネルギー転換(Energiewende)を中心に、再生可能エネルギーの重要性や、気候変動に立ち向かうための具体的なアクションが紹介されています。

おすすめポイント
内容が比較的最新のものに近く、現代の気候問題に取り組む多くの活動家たちの声を直接聞ける点が魅力です。ただ、残念なところは、現在のところAmazon Primeなどの主要な配信サービスで視聴する方法が限られていることです。日本での配給元であるユナイテッドピープルのサイトをチェックすることで、視聴のタイミングを見つけられるかもしれません。


不都合な真実 (An Inconvenient Truth)


制作国:アメリカ
監督:デイビス・グッゲンハイム (Davis Guggenheim)
制作年:2006年


あらすじ


元アメリカ副大統領のアル・ゴア (Al Gore) 氏が、気候変動の現実を伝えるために行ったプレゼンテーションをもとに制作されたドキュメンタリー映画です。映画は、地球温暖化の危険性とその原因、そしてそれに対する解決策について、科学的なデータを用いて詳しく解説。

おすすめポイント


この映画は、気候変動問題に関心がある人なら一度は見ておきたい作品です。アル・ゴア氏の熱意が伝わってくると同時に、問題の深刻さがより身近に感じられるでしょう。2006年の公開当時、多くの人々に衝撃を与え、気候変動への認識を深めるきっかけとなりました。


不都合な真実2 (An Inconvenient Sequel: Truth to Power)


制作国:アメリカ
監督:ボニー・コーエン (Bonni Cohen)、ジョン・シェンク (Jon Shenk)
制作年:2017年


あらすじ
「不都合な真実」の続編として制作されたこの作品では、アル・ゴア氏が再び世界中を旅し、気候変動がもたらす新たな現実と、それに対する進展や問題点を追います。前作から約10年が経過した世界では、より深刻化する環境問題とそれに立ち向かう努力が描かれています。

おすすめポイント
本作は、前作の延長線上で、気候変動問題がどれだけ深刻になっているかを再確認させてくれる作品です。また、ゴア氏の揺るぎない決意と、それを支える人々の姿が、未来に対する希望を感じさせてくれます。気候変動への意識を改めて持つきっかけになる映画です。


南の島の大統領 ―沈みゆくモルディブ(The Island President)


制作国:アメリカ
監督:ジョン・シェンク (Jon Shenk)
制作年:2011年


あらすじ
モルディブの元大統領モハメド・ナシード (Mohamed Nasheed) の生涯と、彼が気候変動問題に取り組んだ姿を描いたドキュメンタリーです。ナシード氏は、モルディブが海面上昇により消滅の危機に瀕していることから、国際社会に向けて気候変動の緊急性を訴える。

おすすめポイント


この映画は、気候変動が具体的にどのように人々の生活に影響を与えるのかを理解するのに非常に役立ちます。特に、ナシード大統領がどれほど真剣にこの問題に取り組んだか、そしてその努力が世界にどのように受け止められたかを知ることができます。大統領の勇気とリーダーシップは、気候変動に立ち向かうための強いメッセージを発しています。

このモルディブの話については感動しすぎて、(というか、衝撃が強くて)別途記事を書いていますので、まずモルディブの状況について少し学んでおきたいという方はこちらを見てみてください。


セヴァンの地球のなおし方 (Severn, The Voice of Our Children / Severn, la voix de nos enfants)


制作国:フランス、カナダ、日本
監督:ジャン=ポール・ジョー (Jean-Paul Jaud)
制作年:2010年


あらすじ
環境サミットで伝説のスピーチを行った12歳の少女、セヴァン・スズキ (Severn Suzuki) の現在の活動と、日本とフランスで子どもたちの未来を守るために“食”を守り続ける人びとを追ったドキュメンタリー。監督は「未来の食卓 (The Future of Food)」のジャン=ポール・ジョーです。1992年、リオデジャネイロで行われた環境サミットでのスピーチで、世界中の人の心を動かした少女、セヴァン・スズキ。未来のこどもたちの生活を守るため、自分の発言に責任を持って行動に移すよう地球全体に呼び掛けました。ジョー監督は、現在セヴァンが暮らしているカナダ、ハイダグアイ島の自然と共存する生活、福岡県で合鴨農法によってオーガニック米を作る古野農場の百姓百作の精神、地域の子どもたちのために161人の農婦が無農薬食材を育てる福井県の池田村、そして「未来の食卓」の題材にもなったフランス、バルジャック村のオーガニック給食と村のその後の様子やワインの産地として有名なコルシカ島が抱える問題などを取材。セヴァンと同じまなざしで地球の未来を見つめる人びとの姿を追っています。

おすすめポイント
セヴァン・スズキ氏の活動や彼女の視点を知ることで、私たちが何を次世代に残すべきかを深く考えるきっかけになります。特に、フランスと日本の農業や食文化における持続可能性について、具体的な事例を通して学べる点が興味深いです。映像を通じて、美しい自然と共に描かれる地域の努力が強く心に響きます。


グレタ ひとりぼっちの挑戦 (I Am Greta)


制作国:スウェーデン
監督:ネイサン・グロスマン (Nathan Grossman)
制作年:2020年


あらすじ
スウェーデンの若き環境活動家グレタ・トゥンベリ (Greta Thunberg) の活動を追ったドキュメンタリー。彼女が学校ストライキを始めた瞬間から、国際的な気候変動運動の象徴となるまでの道のりを描いています。特に、彼女が直面したプレッシャーや、周囲の反応に焦点を当てています。

おすすめポイント
グレタ・トゥンベリの挑戦とその影響力を描いた本作は、気候変動問題に対する意識を高めるとともに、彼女の強い信念を感じさせる作品です。特に、彼女の孤独感や、運動が広がり仲間を見つけていく過程で見せる笑顔は、印象的です。しかし、ニュースで彼女の活動を追っている人にとっては、新しい発見は少ないかもしれかもしれませんが、彼女のストーリーを一連の流れとして見ることで、彼女の活動の意義とその影響力を再確認することができます。彼女がどれほどの決意を持って環境問題に取り組んでいるのか、そしてその活動が世界中の若者にどのように影響を与えているのかを理解するための重要なドキュメンタリーです。


私たちの食べ物・食料

モンサントの不自然な食べもの (The World According to Monsanto / Le Monde selon Monsanto)


制作国:フランス
監督:マリー=モニク・ロバン (Marie-Monique Robin)
制作年:2008年


あらすじ
本作は、アメリカの多国籍企業モンサント社が、遺伝子組み換え作物や農薬で世界中の農業に与えた影響を追ったドキュメンタリーです。監督のマリー=モニク・ロバンは、数々の資料とインタビューを通じて、モンサントの過去から現在までの活動を詳しく掘り下げています。特に、遺伝子組み換え作物の普及と、それが農民や消費者に与える影響についての警鐘を鳴らしています。

おすすめポイント
この映画は、私たちが普段口にしている食べ物がどのように生産されているのか、その裏側を知るための重要な作品です。遺伝子組み換え作物に関する議論や、それが環境や健康に及ぼす影響について深く考えるきっかけとなるでしょう。また、モンサント社が世界中の農業に与えた影響を知ることで、消費者としての責任や選択についても考えさせられます。


おいしいコーヒーの真実 (Black Gold)


制作国:イギリス
監督:ニック・フランシス (Nick Francis)、マーク・フランシス (Marc Francis)
制作年:2006年


あらすじ
エチオピアのコーヒー農家と、彼らが直面する過酷な現実を描いたドキュメンタリーです。コーヒーは世界で最も取引される商品の一つですが、その背後には多くの農民が貧困に苦しんでいます。本作は、エチオピアのコーヒー生産者がフェアトレードを求めて闘う姿を追い、国際市場における不公平な取引や、人権問題に光を当てています。

おすすめポイント
「おいしいコーヒーの真実」は、日常的に飲まれるコーヒーがどのように生産されているのか、その背景にある厳しい現実を知ることができる作品です。特に、フェアトレードの重要性や、消費者としての選択が農家に与える影響について考える機会を提供してくれます。普段何気なく楽しんでいるコーヒーについて、新たな視点で考えさせられる映画です。


環境・気候変動関連の映画の見つけ方

一番気軽な方法は、Amazon PrimeやNetflixなどのストリーミングサービスに加入して、気になる作品を見つけることです。これらのプラットフォームでは、環境や気候変動に関連するドキュメンタリーが豊富に揃っており、自宅で簡単に視聴できます。さらに、大学の図書館などでも環境関連の映画を探すことができるかもしれません。環境学やサステナビリティに関連する学部や講義で使われることが多いため、学術的な視点からも映画を楽しむことができるでしょう。

水資源/農業に関するドキュメンタリーや映画については、別の記事で詳しくまとめました(あるいはこれからまとめます!)ので、そちらもぜひご覧ください。こちらのページで、映画についての記事を確認できます!


おわりに

いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した作品の中には、まだ私自身も観られていないものがあり、これから時間を作って視聴したいと考えています。皆さんも興味を持った作品があれば、ぜひチェックしてみてください。環境や気候変動、食料問題についての理解が深まり、私たちが日々の生活でできることについて考えるきっかけになるかもしれません。今後も新たに視聴した映画やドキュメンタリーについて、皆さんにシェアしていきたいと思いますので、どうぞお楽しみに。

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今回は邦画を見つけられなかったのですが、おススメのものがあればぜひ連絡フォームや各種SNSで教えていただけると嬉しいです!

それでは、また次回お会いしましょう!

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