
ドイツの観光農園のルーツ!?クラインガルデンって何?【ガーデニング】
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今回は「ドイツの観光農園のルーツともいわれるクラインガルデンって何?」というテーマで、私自身が調べたり学んだりして感じたことをゆるやかにお話ししていきます。クラインガルデンという言葉、聞き慣れない方も多いかもしれませんが、実はドイツを中心とするヨーロッパ諸国で長い歴史を持つ“小さな市民農園”のことなんですよね。私も初めて知ったときには「ちょっとした菜園が並んでいるだけなのかな?」と思ったのですが、その奥深さに触れるにつれ、“ただの小さな畑”の枠を超えた人々の暮らしやコミュニティ、さらには環境保護にも寄与する壮大なストーリーに興味をそそられました。
本記事ではサステナビリティに関心の高い方や海外の文化に興味を持つ方へ向けて、クラインガルデンがどういうものなのか、なぜドイツでそんなに根付いてきたのか、その背後にある歴史や社会背景、そして私たちがそこから学べることを一緒に考えていきたいと思います。さらに、近年日本で人気を博している“観光農園”との関係性や、クラインガルデンが世界に広がりつつある例も交えながら、グローバルな視点を取り入れてお届けしますね。気づいたらちょっと家庭菜園に興味を持ってみたり、週末に環境に配慮した行動をしてみたくなる、そんな小さなきっかけになればとても嬉しいです。
Table of Contents
クラインガルデンとは何か

クラインガルデン(Kleingarten)はドイツ語で「小さな庭」「小さな農園」という意味を持ちます。ドイツ国内では一般的に“シュレーバーガルテン(Schrebergarten)”とも呼ばれたりしますが、これは特定の人物(シュレーバー博士)の名前に由来すると言われています。日本語では「市民農園」「家庭菜園」に近いイメージですが、実際にはもう少しコミュニティやルールがしっかりしているのが特徴です。ヨーロッパでは都市近郊や住宅街のはずれなどに区画が整備され、そこを個人や家族などで借りて、野菜やハーブを育てたり、花を植えたり、週末に仲間たちと一緒に過ごす場として利用されたりしているんですよね。
クラインガルデンは、単に“野菜を作って収穫する”という作業的なものだけではなく、人々が自然と触れ合いながら健康的な時間を過ごし、コミュニティ内で交流し、さらには都市部の緑地や生物多様性を保護するという役割も担っています。まるで一つの小さな公園や、あるいはコミュニティ拠点のような感覚でしょうか。実際に、区画ごとにかわいらしい小屋が建っていて、そこに週末行って過ごすというライフスタイルを送る人たちもいるそうです。都市に住んでいても自然に身を委ねられる場所があるというのは、ドイツならではの豊かな暮らし方のひとつなんでしょうね。
なぜドイツで根付いたのか

ドイツでクラインガルデンが根付いた背景には、産業革命後の急速な都市化が関わっていると言われています。19世紀後半から20世紀初頭にかけて、ドイツでも多くの人々が農村部から都市部へ移り住むようになりました。工場労働などで生活を支える一方で、彼らはふと自然や土に触れる機会を失ってしまうんです。それだけでなく、栄養バランスの良い食料を安定的に確保するのが難しくなることもあったとか。
そうした状況の中で、市民が小さな区画を借り受けて野菜や果物を栽培し、家族や仲間内でシェアするという文化が徐々に根付いていきました。この一連の動きは社会福祉の観点からも注目され、やがて市や自治体も積極的に支援するようになったのです。例えば、労働者階級が栄養のある食事を得るために菜園を提供したり、子どもたちが自然と触れ合いながら健やかに成長できる場として活用したりと、コミュニティ全体の福利厚生の一環として市民農園が奨励されてきました。
やがて時代が進むにつれ、必ずしも生活必需品である野菜をまかなう目的だけではなく、余暇の過ごし方としてクラインガルデンが進化していったというわけです。自然に触れてストレスを解消したり、健康を維持したりする目的も強まり、さらにはバーベキューや園芸クラブなど、気の合う仲間同士の交流の場となるなど、多様な楽しみ方が広がりました。その結果、「仕事場は都市だけど、週末は自然を楽しむ」というメリハリあるライフスタイルが形成されていったんですね。
クラインガルデンとロシアのダーチャ、その関係性って?
ところで、クラインガルデンの話をしているときによく名前があがるのが、ロシアの「ダーチャ(дача)」という存在です。ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。ロシアでは「郊外の小さな家と家庭菜園のセット」みたいなイメージで使われていて、こちらもまた、市民が自然と関わる文化の象徴のような存在になっています。
実はこのダーチャとクラインガルデン、見た目も用途もかなり似ているところが多いんです。野菜や果物を育てたり、週末を過ごしたり、ちょっとした別荘として使ったり…と、生活の中に自然を取り入れるライフスタイルの一環として、多くの人に親しまれてきました。
起源をたどると、ダーチャの方が歴史的には古く、17世紀のロシア帝国時代にはすでに貴族層の“与えられた土地”として存在していたと言われています。一方で、クラインガルデンが制度として整い始めたのは19世紀後半のドイツ、産業革命と都市化の進展がきっかけでした。つまり、文化的な習慣としてはダーチャが先、制度として市民農園を発展させたのはクラインガルデンが先という見方ができるんです。
そして面白いのが、20世紀に入ってからの両者の関係。冷戦時代には、東西の考え方や社会制度の違いを超えて、それぞれの国で「市民が自然とつながる場を持つ」ことの価値が再確認され、ダーチャとクラインガルデンは互いに影響を与え合ったとも言われています。特に旧東ドイツでは、両者が融合したような利用形態も見られたとか。
どちらが優れているという話ではなく、それぞれの国の歴史や社会の中で育まれてきた“市民と自然の距離感”の表れなんですよね。こうして見てみると、クラインガルデンもダーチャも、ただの「家庭菜園」ではなくて、人と自然との関係性を大切にするライフスタイルの一つなんだなあと、しみじみ感じてしまいます。
具体的なクラインガルデンの活用例
先ほどちらっと触れましたが、クラインガルデンにはそれぞれ区画が割り当てられており、多くの場合、小さな小屋(ガーデンハウス)が建てられています。そこでは農作業用の道具を保管したり、ちょっと休憩する部屋として使うほか、簡単なキッチンやテーブル、椅子を置いて休日をくつろぐ場所にしている人も。日本の感覚で言うと「別荘」ほどの大げさなものではありませんが、“都会のすぐそばにある自然の隠れ家”とでも表現したくなるような雰囲気があります。
野菜やハーブを育てるのはもちろんのこと、花壇を作ったり、果樹を植えたりする人も多いと聞きます。特にドイツではリンゴの木やベリー類が人気だそうで、熟した果実を収穫して自分たちでジャムを作ったり、子どもたちがその場でかじりついたりする微笑ましい光景が広がっているようです。また、収穫祭やガーデンパーティーなど、コミュニティ全体でお祝いごとをする文化も根付いていて、地域に活気や連帯感をもたらしてくれています。
さらに、クラインガルデン協会などが主体となって環境保護や自然学習に関わるイベントを開催することもあるのだとか。例えば、ミツバチなどの昆虫や小鳥のすみかを増やす工夫をしたり、地元の生物多様性を守るためにあえて雑草を少し残したり、化学肥料に頼らない農法を試したりと、サステナブルな実践が積み重ねられているそうです。こうした活動は結果的に地域の生態系を豊かにし、地球環境への負荷を減らすことにもつながっていきます。「自分の庭だから責任をもって管理しよう」という気持ちが芽生えると、自然に対して敬意を払う姿勢が強まるものですよね。
クラインガルデンと観光農園との違い
ところで、日本だと「観光農園」という形で果物狩りや野菜収穫体験ができる場所が各地にありますよね。イチゴ狩りやブドウ狩り、最近はアスパラガスやオクラの収穫体験など、季節に応じて多彩なプランが用意されていて、家族や友人とワイワイ楽しめるのが魅力だと思います。私も何度か体験したことがありますが、その場で採れたてを味わえるのは格別でした。ただし観光農園の場合、あくまでも「体験ツアー」の色合いが強く、農園の方が栽培に責任を持ち、運営費をまかなうために収益化しているビジネスモデルが多いですよね。
一方、クラインガルデンは商業目的というよりも、個人・家族単位で借り受けた区画を自分たちの手で耕し、栽培し、収穫を楽しむという点が大きく異なります。収益を主目的とするわけではありませんから、生活費の足しにするというよりは“自分たちが食べる分+少しおすそ分けできる分”を丁寧に育てるイメージに近いでしょう。そのため、農産物の品質だけでなく「自分たちで作る楽しさ」や「自然に触れる癒し」、「地域の人たちとのつながり」など、多面的な価値を重視しているのが特徴的だと思います。
ただし最近では、日本でも市民農園や体験型の農園など、“クラインガルデン的”な概念を取り入れた試みが広がりつつあると感じています。地方自治体が主導して市民に貸し出したり、NPO団体が運営するエコロジカルなコミュニティ農園ができたりと、その形態は多岐にわたります。日本らしい工夫が加わることで、観光農園とクラインガルデンの良い部分をかけ合わせた新しいスタイルが生まれていくかもしれません。
クラインガルデンとサステナビリティ

サステナビリティに興味がある読者の方にとっては、「クラインガルデンが環境や社会にどんな影響を与えているか」という点が特に気になるのではないでしょうか。実際、クラインガルデンの運営や活用が進むことで、社会と環境の両面にプラスの影響が生まれやすいと考えられています。
まず一つ目として、都市部に“緑の空間”が増えるというメリットが挙げられます。ヨーロッパの都市は日本以上に歴史のある建造物や石畳が多いイメージですが、それでもドイツでは街のあちこちに緑地帯や公園を確保しようという考え方が根強いです。クラインガルデンは公共の公園ほど大きくはないですが、場所によっては何十区画、何百区画と広がっているケースもあり、それらが集合体として都市の“緑の肺”のように機能します。植物を育てることでCO2の吸収量が増えるうえ、夏の気温上昇を緩和したり、生物多様性を保ったりできるのは大きなメリットですよね。
次に、クラインガルデンは利用者自身が「生き物と共存していくための意識」を育むきっかけになっています。野菜やハーブを無農薬で育てる試みをしたり、堆肥を自分たちで作ったりと、日々の農作業を通じて自然循環を肌で感じることができますし、そこで得た知見を日常生活に持ち帰ることも増えます。「生ゴミをちゃんと分別して compost にしよう」とか「蜂やチョウが来やすい花を植えよう」といった意識が高まると、結果的に自宅や地域コミュニティの環境も整っていくわけです。小さな行動かもしれませんが、みんながそうした心がけを積み重ねていくと、大きな循環が生まれるんだなと感じます。
さらに、コミュニティの観点でもポジティブな面が多いです。クラインガルデンには多様なバックグラウンドを持つ人たちが参加しており、お互いの知識や経験を共有する場にもなっています。特にドイツは多文化社会でもありますから、移民や外国出身の方がクラインガルデンに参加して、母国の野菜を育てるなんていう光景も珍しくないそうです。これが交流の場となり、お互いの文化を理解し合う一助になっているわけですね。もちろん、そういった背景を抜きにしても、同じ農園の区画を借りている仲間同士で「今度は何を植える?」「うちのトマトがすごくよく育ったんだよ」なんて情報交換をするのはとても楽しいですよね。結果的に地域社会のまとまりを強め、孤立化を防ぐ役割も果たしているのではないかと思います。
グローバルな視点から見るクラインガルデン
ヨーロッパ各地だけでなく、北アメリカやオーストラリア、アジアの一部地域などでも似たような市民農園の取り組みが増えています。例えばアメリカの都市部では、Community Garden(コミュニティ・ガーデン)という名称で区画を分け合い、住民同士が協力して野菜や花を育てる文化が根付きはじめているんです。これもまた、都市のヒートアイランド現象を和らげたり、生活に潤いをもたらしたり、低所得地域で栄養価の高い野菜を確保する手段になったりと、さまざまな社会的課題を解決する糸口になっています。
また、イギリスでも「アロットメント(Allotment)」と呼ばれる小区画の農園があり、歴史的にはやはり産業革命期から多くの人に利用されてきたと言われています。大きな違いとしては、イギリスの場合は歴史的経緯から自治体が所有する土地を市民に安価で貸し出す“権利”が法的に定められていたり、運営管理体制がかなり整っていたりする点が挙げられます。こうした行政やコミュニティによる強固なバックアップがあるからこそ、多くの人が安心して利用できるのかもしれません。
いずれにせよ、こうした市民農園やコミュニティ農園は、国や地域によって呼び名やシステムは違えど、「都市と自然をつなぐ小さな拠点」として機能しているところが共通点かなと感じています。都会の中にも植物や虫、野鳥などの生き物が行き交い、四季折々の変化を肌で感じられる場があると、やっぱり心がゆったりしませんか。小さなことかもしれませんが、そういう心の余裕が生まれると、環境や社会に対してもよりポジティブなアクションをとる意欲が高まっていく気がします。私自身も普段の生活で、ちょっとだけでもエコバッグを使うとか、ペットボトルを控えるとか、そんな行動が身近に感じられるようになるんですよね。
クラインガルデンから学べること
クラインガルデンを通じて私たちが学べることはたくさんあります。まず、食や自然に対する知識や愛着が深まることは大きいですよね。「自分で育てた野菜は格別においしい」「土に触れるとなんだか落ち着く」なんていう感覚は、何か一つ野菜をプランターで育ててみるだけでも実感できるかもしれません。たとえ自宅に大きな庭がなくても、ベランダやキッチンハーブくらいならちょっとしたスペースでも育てられますし、それが少しずつ成長していく様子を見ると気持ちがほっこりします。
また、コミュニティでの学び合いも大きな魅力です。クラインガルデンでは新規利用者に向けてベテランの利用者が指導してくれることも多いそうです。土づくりのノウハウや天候に合わせた水やりの仕方、効率的な堆肥の作り方など、教科書には載っていないような経験的な知恵が受け継がれていくのは素敵ですよね。環境に配慮した農薬の使い方や無農薬栽培のチャレンジはもちろん、自然災害に対する対策なども含めて、地域ぐるみで工夫しながら育てているのを見聞きすると、「大変そうだけどなんだか楽しそう!」という気持ちになってきます。
さらに、多様性や異文化交流を促進する場としてもクラインガルデンは有意義だと感じます。海外の事例を見ても、国籍や年齢、職業などがバラバラな人たちが一緒に土に触れることで、言葉の壁を超えて仲良くなったり、お互いの文化を尊重し合ったりする機会が生まれていますよね。日本にいると、外国の方と日常的に親密に交流するきっかけって意外と少ないものですが、こういった市民農園的な場を活用すれば、もっとカジュアルに接点を作れるかもしれません。と同時に、高齢者の方や子どもたちも含めて、年代を超えた交流が進むのも魅力の一つ。結果的に“みんなで支え合う”コミュニティの土台が築かれていくんだろうなと思います。
日常的には忙しくてそんな余裕がないという方も、まずは週末だけ、あるいは月に一度だけでも“自分の育てた作物”に目を向ける時間が持てたら素敵ですよね。それがクラインガルデンであれ、自宅ベランダのプランターであれ、あるいは友人とシェアしている小さな菜園であれ、自然と向き合う時間を持つと気分転換にもなりますし、季節の移ろいを実感できてなんとも言えない充実感があります。ちょっとしたエコな行動や環境に配慮した生活習慣も、こうした楽しさや喜びをベースにすると継続しやすいのかもしれません。
まとめにかえて

クラインガルデンは、ドイツをはじめヨーロッパで長年にわたって愛されてきた市民農園の文化です。そのルーツをたどると、都市化が進むなかで自然と触れ合う場を求める人々の想いと、社会福祉や環境保護を重視する行政の働きかけが結びついてきた歴史が見えてきます。今では、ただ野菜を作るだけでなく、余暇を楽しんだり、コミュニティとのつながりを深めたり、サステナブルな暮らし方を実践したりするための拠点となっています。
日本の観光農園とは目的や運営形態がやや異なるものの、最近では市民農園や体験農園などを通じてクラインガルデン的な要素が取り入れられつつあるのも興味深いですよね。野菜や果物の栽培を通じて得られるものは、食べ物だけにとどまりません。自然とのふれあい、心身のリフレッシュ、コミュニティへの貢献、そして地球環境に対する気づきや優しさが少しずつ育まれていくのを実感できるはずです。
私自身は「どうせできないし…」と思うことも多かったんですが、何か小さな植物を育て始めてみると、「あれ?思ったより楽しいぞ」という気持ちになりました。そうすると、日常でもゴミの分別をちゃんとやってみようとか、買い物のときに無駄な包装を避けようとか、電車やバスを積極的に使ってみようとか、ちょっとした環境に優しい行動が自然とできるようになるんです。そういう、ささやかな行動の積み重ねが環境を守り、次の世代にも豊かな地球を引き継ぐ一歩につながるのかもしれません。
クラインガルデンの話をきっかけに、都市と自然の共存やコミュニティのあり方、そして私たち一人ひとりができるサステナブルな行動について、改めて考えてみるのもいいかもしれません。いつかヨーロッパを訪れた際には、現地のクラインガルデンを散策してみたいな…なんて思いながら、今回はこのあたりで締めくくらせていただきます。最後まで読んでくださってありがとうございます。
参考文献・参考サイト
- Bundesverband Deutscher Gartenfreunde e.V. (BDG)
https://www.kleingarten-bund.de/
(ドイツ語)ドイツ全国規模でクラインガルデンを推進・管理している団体。歴史や制度、コミュニティの事例が紹介されています。 - ドイツ観光局公式サイト
https://www.germany.travel/
ドイツの旅情報全般ですが、地域の生活文化や観光農園(クラインガルデン的な施設を公開している場所)に関する話題が出ることがあります。 - イギリス政府公式サイト・Allotmentsに関するページ
https://www.gov.uk/allotments
(英語)アロットメント(市民農園)の基本情報、借り方やルールなどがまとめられています。
こうした資料やサイトを読んでみると、クラインガルデンの歴史や運営方法についてさらに詳しい情報が得られるので、興味を持った方はチェックしてみると面白いと思います。クラインガルデンの文化は奥深く、まだまだ語り尽くせない魅力がたくさんありますので、また機会があればもっと詳しく紹介していきたいですね。ぜひ皆さんも、身近な場所で自然と触れ合う機会を見つけてみてください。きっと心がリフレッシュしますよ。
そのほかの家庭菜園(ガーデニング)などに関する情報については、Clicking here.
Well then!

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