【気候変動】最近話題の少女グレタ・トゥーンベリってどういう人?【ストライキ】
みなさんこんにちは、みなみです。
皆さん、この女性をニュースなどで見かけたことがあると思います。
こちらはつい最近、2019年9月23日。彼女、グレタ・トゥーンベリさんはニューヨークで開かれた国連気候行動サミットに出席し、地球温暖化に真剣に取り組んでいない大人たちに対し怒りを訴えました。
心の底から大人たちに言いたかった本音を彼女が訴えており、動画を見ると息が詰まります。
この彼女はいったい何者なのか、そして世界にどういう影響を与えてきたのか、私たちは考えるべきことは何か、についてみていきましょう。
目次
生い立ちから環境活動家になるまで
名前はグレタ・トゥーンベリ氏(Greta Ernman Thunberg)、2003年生まれの環境活動家で、スウェーデン出身・在住の現在16歳の少女です。
彼女は8歳のころから気候変動に関して疑問を抱いていたそう。
家族にも気候変動の重要性を説き、メタンガスを大量排出して地球温暖化の一因となっている牛の肉などを食べないように頼みます。
15歳になってからは学校で毎週金曜日に一人でスウェーデンの国会議事堂の建物の前に座り続けて気候変動に関して対策を取ってほしいと訴え始めました。
それがきっかけで今や全世界で彼女の考えに共鳴した主に若者が同日に環境ストライキやマーチを行うようになりました。
日本でも活動が特に盛んになったのは今年2019年に入ってからでしょう。
彼女はちなみにアスペルガーを患っていることをSNSなどで公表しており、彼女自身はこのことに対して全く気後れしていません。むしろ、誇りに思っています。アスペルガーじゃなければ気候変動に対してこんなに献身的になることはできなかっただろうとも語っています。
上のUNのスピーチの中でも言っていますが、彼女も本来ならばスウェーデンの学校に通っているべきで、このように会議にきてスピーチをする必要がなければいいと語っています。
ここから、彼女がスピーチをすることは本心ではないということがわかりますね。彼女も現在一般的な常識としてあるの成長の過程を冒涜しているわけではなく、本来はそうすべきだという認識がありつつも実際はこうまでして訴えないと世界が変わらないことに危機感を覚えているのでしょう。
数々のスピーチを世界会議で行う
やはり2015年のメディア台頭からヨーロッパでまず一躍有名になりました。
ヨーロッパはすでに環境保全のためにビーガンになる方が多数いらっしゃいます。
ヨーロッパやアメリカなど、彼女はこれまで国連など大勢の有識者・有権者の前で気候変動に関するスピーチをヨーロッパを中心に何度も行ってきました。
上記のスピーチでは経済の成長のみに集中している大人たちを非難しています。詳しくはぜひ、彼女のスピーチを一部始終見ていただきたいなと思います。
国連の去年の演説は気候変動にそれほど関心がない人でも、ためになる話がありますよ。
「生国のスウェーデンで何をしようとも無意味だとみんな言います。しかし、変化を起こすには大きさは関係ないと知りました。」
まさに、一人の少女が代表となって、世界が呼応して変化を起こした、非常に説得力のあるスピーチです。
交通手段も飛行機は使わずヨットで
気候変動をいかに緩和するか、それに対して彼女の行動は徹底しています。
やはりグレタ氏は今年メディアに取り上げられるようになってから世界的に有名になったこともあり、世界各国の大きな環境関連の会議に呼ばれて若者代表としてスピーチを行っています。
そこで国外に行く移動手段ですが、彼女は飛行機は使いません。
私も飛行機以外で移動できること自体アイデアになかったので、これは衝撃でした。
理由は飛行機を使うとCO2の排出量がとんでもなく多いからです。
ヨットで何日もかけてでもいく、彼女の徹底ぶりには驚かされます。
現時点で時間などの都合から経済的理由などでヨットで飛行機の代わりに渡航するということをまねできる人が多くいるとは思いませんが、それでも彼女の行動には一貫性があり説得力がありますよね。
彼女に呼応し世界規模で気候変動改革が叫ばれるように
彼女が起こした気候変動に対するムーブメントは世界中に広がりました。
これまで気候変動に関するデモ行進は世界中で何回か行われて来ましたが、一番直近の大きいデモは2019年9月20日に行われた#Fridaysforfutureのデモで、彼女は「数百万人」が参加したと伝えています。ちょうどグレタ氏が先日行ったスピーチに合わせるように行われました。確かに、オーストラリアだけでも30万人程度が参加したといわれてますので、この数字は間違いではないと思います。
日本でも東北から九州まで、6都市で約5千人が参加するという、近年大規模デモが起きていない日本では大きな活動になったでしょう。
もちろん、このムーブメントに日本からも参加している方は若者だけではなく多数いらっしゃいます。
日本での活動についてはこちらの記事で都内で参加した記録を掲載しておりますので、ご参考にご覧ください。
実際にドイツのメルケル首相は気候変動対策により従事することを表明しました。その投資額は何と約6兆4200億円。世界は確実に彼女の行動、そしてそれに続く若者を中心とした皆さんの行動から影響を受けていると言えるでしょう。
ここで重要なのは、彼女のいう事や行動に従ってほしいということではなく、グレタ氏は研究者たちに耳を傾けてほしいというところ。やはり正しい知識では研究者の方たちの方が正確ですよね。
彼女はこういった状況も冷静に理解しながら、彼女なりにできることを若者代表として行っています。
彼女から学ぶべきことは、他人ごとにしてはいけないという事
気候変動の影響を受けているのは諸島などの国が中心ですが、その原因を起こしている国は世界の産業などを牛耳る先進国に責任が多いです。
まず、そもそも諸島の方に会う機会がほとんどないので、あまり現実味がないかもしれません。
しかし、気候変動に何かしら取り組まなければいけないのは、もうすでに皆さん感じ始めていると思います。
実際に何ができるのか?あんまり現実味のない未来に向けて何をするべきなのか?そう思うと思います。
まずは、楽しみながら調べてみて下さい。
楽しむということは本当に大事です。エコバックを使ってみたり、ペットボトルじゃなくて水筒を使うと節約にもなりますね。
まずは、どういったアイデアがあるか、是非探してみてください。
如何でしたでしょうか。
いつもと違った行動をすれば、思わぬ出会いや発見があるかもしれません。
願わくは、こういったマーチも必要とされない将来になり、気候変動がもととなった災害などにさいなまれない人々を減らせるようになるといいですね。
これには、煙たがられようと、強く正しいことを主張する意思が必要となってきます。正しいことをやっているのだから、皆さん自信を持ってください。
みなさんは、今から何をしますか。
私も、本サイトでこれからも皆様に新たな知見やアイデアを提供できるよう、精進いたします!